13.武蔵野
作詞:宮本浩次
作曲:宮本浩次
俺は空気だけで感じるのさ
東京はかつて木々と川の地平線
恋する人には 輝くビルも
傷ついた男の 背中に見えるよ
武蔵野の坂の上 歩いた二人
そう 遠い幻 遠い幻
悲しい気分じゃないけれど
ニヒルなふりして笑う男の
電車にガタゴトゆられてたら
まるで夢のように蘇る
武蔵野の川の向こう乾いた土
そう 幻 そんなこたねえか
俺だけ 俺だけ 知ってる
汚れきった魂やら 怠け者の ぶざまな息も
あなたの優しいうたも 全部 幻 そんなこたねえか...
俺はただ頭の中 イメージの中笑うだけ
俺はただ 笑うだけさ
武蔵野の川の向こう 乾いた土
俺達は 確かに生きている
|